About あはひについて
未来を、
想い出すように。
先を生きたひとびとの智をつなぎ 自分が立っていることを、 里山の風景の中、切実に感じることがある。 光年先の、 或いは、いとおしい誰かのこどもらにとって ぼくらはどんな「せんせい」で在れるのか。
このプロジェクトでは、 里山の奥深く、精神の原生を見聞する。 例えるなら修行だ。 ぼくたち、お互いにとっての。
ひとのつながりが途絶えれば やがて失われるであろう、 せかいの奥の、ちいさな集落から。
土地の記憶とふれ合い、 まだ未開の自分自身と真に語り合う、 唯一無二の体験を発信していく。
願わくは 地球時間で2泊3日の旅を経て、 地の智をあなただけのことばで、 語り継いでくれたらうれしい。
それは、 はるかな未来圏から想い出す、 ぼくら自身のものがたりとなるだろう。
永劫未完で、 積み重なり続けるそれら言ノ葉を
ここに、 「ならやま凮土譚」 と、呼ぶこととする。
Experience
-
ならやま凮土譚とは
About
Awai Project永遠に言語化できないことを
思わずこえにした軌跡が詩であるなら、
“あはひ”
ということばそのものが
一篇のみじかい詩なのだろう。
万象の重なりをあなたはどう眼差し、
何と語り継ぐのだろう。 -
楢山集落とは
About
Narayama或るひとが、
「集落全体がひとつの惑星のようだ」
と呟く。
或るひとは、
「理想郷じゃなくて桃源郷なの」
と微笑む。
見知らぬ原風景。なつかしい異郷。
この地は、あなたの人生に
どんなことばで刻まれるのか。 -
宿泊施設について
Stay
三つの舎に、燈がともる。
ひとの掌に培われたそのイエは、
杜の懐に抱かれるような
樹や土の気配に満ちている。
呼吸を想い出すひとときに
この場所を、棲家とするのはどうだろう。
-
食事について
Food
血肉の底からの「おいしい」は
「いとおしい」とひどく似ていた。
殺した分だけどう生かせるか、
祈るように問いながら。
次ぐ日へいのちを継ぐために
今日もぼくらは、
食事という儀式をはじめる。 -
アート・文化体験
Art & Culture
“すべての田園と生活を
ひとつの巨きな芸術に”
かつての詩人が語った教えを
風の匂いに想い出す。
五感で読み解き
細胞で思考して
新たなマツリの芽生えを
この瞬間に、ご一緒しよう。 -
料金について
Fee
失われゆく、あたりまえだった風景。
いとなみに、永く培われてきた風景。
社会と地球をつなぐヒントを
サトとヤマはしっているのかもしれない。
未来から想い出す価値を
共に耕してゆけるだろうか。